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不気味な「心霊写真」を解明する

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发表于 2016-7-28 12:19:46 | 显示全部楼层 |阅读模式
携帯電話のカメラを用い、メールのヒントを頼りに霊を探し出すというゲーム。独自開発の画像認識エンジンにより、撮影した写真を分析し、ゲームの進展に応じて、写りこんだ霊と戦い封印していく。ゲームを進めていくと、「射影機アプリ」により、オリジナル心霊写真を作成することも可能だ。

 アクセスは「メニューリスト」-「ゲーム」-「アドベンチャー」-「REAL 零」から。
不気味な顔が写っている写真、頭や足が消えている写真、その他、常識ではありえない写り方をしている写真の多くは心霊写真である。

それらは地縛霊や浮遊霊などが写ったものだ。心霊写真を撮ってしまったり、持っていたりする者には災いがふりかかることが多い。

そのため心霊写真を撮影した場合には、霊能力者や宗教施設などに相談し、お祓いをしてもらうのが最善の方法である。

 

謎解き
このページでは、いわゆる「心霊写真」について、霊以外の原因があるかどうか探り、その解明を行っていきたい。

扱う写真の多くは巷の心霊写真本に掲載されているものだが、一部は当サイトへ解明の依頼があったものや、mixi内にて私が管理人を務めるコミュニティ「『心霊写真』解明コミュ」で初期に扱ったものを含んでいる。

 

足が消えている心霊写真

下は『恐怖写真館 霊の世界をさぐる』(朝日ソノラマ)のP.177と表紙に掲載されている写真。



【相談者による説明】
アルバムを整理しているときに出てきたもの。かなり前に撮影した写真とのこと。片足が消えているので不気味に思い、鑑定を依頼。

【霊能力者の鑑定】
典型的な背後霊の警告で、近い将来、大病などの災厄が降りかかってくる可能性を警告したものだという。

【謎解き】
この写真は一見すると女性の左足が消えて、右足だけが写っているように見える。ところが、もし写っているのが右足だとすれば不自然なくらいの「がに股」になってしまう。またコートのボタンのラインを見ると、体が向かって右に傾いていることもわかる。

そこで、こうした不自然な点を補正して考え直してみよう。すると写真全体を反時計回りに傾け、女性は両足を重ねるようにして立っていると考えれば不自然さはなくなることがわかる。つまり女性は撮影の際、少し気取った感じで、いわゆる「モデル立ち」をしていた可能性が高い。
右の画像はmixiのコミュニティ参加者の方が描いてくださったイラスト。足をどのようにしているかがわかりやすい。

下は、2009年2月3日放送の「ほんとにあった怖い話」(フジテレビ)で紹介された心霊写真。番組では5年間で全国から寄せられた1万5000枚の心霊写真の中から、真の恐怖ランキングを決定するというコーナーがあった。この写真はそのランキングで1位に選ばれたもの。

相談者による説明】
長男家族が旅行先で写真を撮ったところ下半身が消えていたので不気味に思い、鑑定を依頼。

【霊能力者の鑑定】
この土地にゆかりのある地縛霊数十体が男性の下半身を奪って影まで消した。子どもがいなければ上半身まで消えていた可能性がある。

【謎解き】
足下をよく見れば、子どもの足の後ろに男性の足も写っていることが確認できる。男性は腰を90度近く曲げ、前かがみの状態になっているのだ。そうであれば下半身は消えているのではなく、子どもの陰に隠れていることがわかる。下の写真で男性の体のラインを示した。
この番組では視聴者から送られてきた心霊写真を霊能者に見せて鑑定してもらうのではなく、プロの写真家が解明にあたる「心霊写真の謎を解明」というコーナーがあった。上に掲載している頭が消えてしまった写真は、そのコーナーで取り上げられたもの。

【謎解き】
この心霊写真の解明を担当したのはプロ写真家の楓大介氏。これまでに数多くの心霊写真を解明してきた楓氏は、男性の顔が「撮影時に動いてブレたため、背景の白い空の光に消されてしまった」可能性を考えた。

下の画像は、撮影時に体がブレたと思われる証拠。本来、1本だった白いラインが、ブレて2本になっている。

下の写真は、同じ場所で楓氏が撮影した再現写真。撮影時に虫などがいて、顔を振って追い払おうとしたのではないかという仮定のもと(実際、現場の土手には虫が飛んでいた)、被写体の男性には撮影のときに顔を動かしてもらった。すると見事に同じ写真が再現できた。
ブレるとその部分は薄く写る。そこに今回の背景のような強く明るい白色があると、その明るさによってブレた被写体は消されてしまう。下の写真は私が撮影したもの。このように白っぽい背景の前で動くと透けたり消えたりしやすい。

【相談者による説明】
滝の前で撮ったところ首から上が消えていた。これ以来、不運なことが何度かあったので気になって鑑定を依頼。

【霊能力者の鑑定】
頭が写っていないのは極めて悪質な悪霊の仕業。滝の近くで自殺した女性の悪霊が乗り移ろうとしている瞬間をとらえている。首から先はあちらの世界に行ってしまっているため、お祓いと写真のお焚き上げ供養が必要。

鑑定結果
な……なんだってーー!!

【謎解き】
よく見ると白いシャツと後頭部の一部がわずかに写っていることが確認できる。さらにこの写真は、手すりの部分と滝の部分、さらに左側の岩場をよく見れば、通常より左に傾けられていることがわかる。

傾きを補正した写真
時計回りに10度傾けて補正した写真

上の写真は傾きを補正したもの。だいぶ自然になった。番組で写真を傾けて紹介したのは、そちらの方が不気味に見えるからだと思われる。しかし本来はこのように前傾姿勢だったはずだ。

おそらく被写体の人物は撮影時、手すりに手をついて川を見ようと下を向いてしまったのだろう。そのため頭が体の陰に隠れてあたかも消えたように見えたのだと考えられる。下の写真は私が同じ姿勢で実際に再現したもの。

再現写真
再現写真。番組の写真のように左に傾けてある。

 

不気味な手が写っている心霊写真

下は、『恐怖写真館』(朝日ソノラマ)のP.157に掲載されている写真。

赤丸で囲ったところに手のようなものが見える
赤丸で囲ったところに手のようなものが見える

【相談者による説明】
京都の清水寺で撮影されたもの。4人の真ん中に不気味な手が写っていて、どう処分したらいいのかわからず鑑定を依頼。

【霊能力者の鑑定】
中央に写っている手よりも、右から2番目の女性の左手の指が6本に見えることのほうが意味があるという。背後霊が健康面の警告をしているらしい。

【謎解き】
指が増えているように見えるのは、指の関節の影が原因である。一方、相談者が不気味がっている中央の手については、左から2番目の女性の左手だと考えられる。

隠れているところはこのようになっていると考えられる
隠れているところはこのようになっている

おそらく撮影時、髪型を直そうとするなどした際、手を伸ばしたところを撮られた可能性が高い。手の色が暗いのは、光源である太陽が左上にあるため、頭の影になってしまっていることが原因だと考えられる。上の画像は、コミュニティ参加者の方が描いてくださった分かりやすいイラスト。

 

不気味な顔が写っている心霊写真

下は、『戦慄!!心霊写真の謎』(学研)の表紙、およびP.20で紹介されている心霊写真。

オレンジ色の幽霊のようなものが写っている
オレンジ色の幽霊のようなものが写っている

【相談者による説明】
1998年にオーストラリアのシドニーコーストのホテル近くの公園で、夜10時頃に撮影。

【霊能者の鑑定】
心霊研究家の龍顕正氏によれば、写真には炎のようなものが形作る母と子の姿が写っていて、この親子は地縛霊だという。

【謎解き】
被写体の女性はポンチョと呼ばれる衣類を着ている。一方で地縛霊とされるものも実は向かって右端をよく見ると、ポンチョの袖らしきものが写っている。また襟元も似ている。そのことから地縛霊とされるものは、被写体の女性本人がぼやけて写っている可能性が高い。

それでは、どうやってこのような写真が撮れてしまったのだろうか。最も考えられるのは多重露出の可能性だ。多重露出とは、1枚の写真に2つ以上の画像が写ることをいう。カメラのトラブルなどで知らない間に撮影されてしまうことがある。

今回の写真の場合、最初はフラッシュが焚かれていない状態での撮影になってしまった可能性が考えられる。周囲にはオレンジ色の街灯があったはずだ。女性はこの街灯の弱い光に照らされた状態で、まずフィルムに写る。

しかし明るさが足りないため非常にブレやすい状態になる。ブレればぼやけて写りやすい。その結果がオレンジ色に照らされたブレてぼやけた幽霊像だ。これが1枚目。

次に撮影されたのは、通常通りフラッシュが焚かれた写真。こちらはフラッシュの強烈な光で十分に明るいためブレることはない。

ところがカメラのトラブルによって多重露出になってしまった。すると1枚目の失敗写真と2枚目の通常写真が重なり、奇妙な心霊写真ができあがる。

再現写真
再現写真

上の写真は、これらを実際に再現した写真。フィルムカメラで撮影したわけではなく、被写体とした人形や布も細かな動きなどができないため、完全に同じというわけにはいかなかった。それでもこのような写真が撮れてしまう。

通常、多重露出やブレの大きい写真は失敗写真になる。けれども失敗写真は心霊写真の生みの親でもある。失敗写真の仕組みを知ることは、心霊写真が撮影される仕組みを知る一助になるはずだ。

 

不気味な顔が写っている心霊写真・その2

下は、当サイトへ解明を依頼された心霊写真。(携帯で撮影されたものなのでサイズは小さい)

拡大すると助手席に顔のようなものが……
拡大すると助手席に顔のようなものが……

【相談者による説明】
一人で旅をしていたときに自分の車を撮影したところ、助手席に見知らぬ人の顔が写っていた。

【謎解き】
助手席のあたりに見える人の顔のようなものは、冷静によく見てみると、後ろにある車の右側後輪(タイヤ)であることがわかる。

この車の後輪

タイヤのホイールの形が、たまたま人の顔のように見えてしまったようだ。心霊写真を見るときは、一箇所に集中せず、ときには引いて全体を見渡すことも大事である。

 

奇妙な光が写っている心霊写真

下は当サイトへ解明依頼のあった心霊写真。

奇妙な光の線がいっぱい
奇妙な光の線がいっぱいの心霊写真

【相談者による説明】
東京ディズニーランドで夜のパレードを撮影したところ、縦に伸びる光の線が数多く写っていた。もしこの原因が手ブレなどであれば、人物も縦にブレるはず。しかし、そうなっていないということは何か心霊的な原因があるかもしれないという。

【霊能力者の鑑定】
線のように写っているものは「地縛霊の念のエネルギーが映ったもの」だという。

【謎解き】
相談者によれば、問題の写真は「夜景と人物」モードで撮影されたという。これは別名「スローシンクロ撮影」とも呼ばれるもので、大抵のデジカメに実装されている撮影モードだ。

これを使うとシャッタースピードは遅くなるため、フラッシュを使ったあともしばらくシャッターは開いたままになる。そうすることで夜の少ない光をできるだけ多く取り込み、フラッシュの届かない背景が真っ暗にならずにすむようにしている。

つまりこれは、人物と背景を綺麗にとりたいときに便利な撮影モードといえる。しかしこの撮影モードには弱点もある。シャッターが開いている時間が長いため、その間にカメラや被写体が動くと、ひどくブレた写真が撮れやすくなってしまうのだ。

ここで問題の写真をもう一度ご覧いただきたい。光の線が主に縦に伸びているということは縦方向に手ブレを起こしたということである。通常、背景の明かりが静止していれば光の線はすべて同じ軌道を描く。

縦方向の手ぶれ

しかし今回の写真のように背景の電飾がパレードなどで少し動いていると、光の軌道は手ブレの軌道の他に複数できる。他方で撮影時に人物は動かなければ、ほとんどブレることがない。

これはフラッシュを使っているからである。フラッシュの強い光は、その光が届く範囲にいる手前の人物を一瞬だけとらえ、くっきりとした像を焼き付ける。そのためフラッシュが焚かれたあとに手ブレしても、人物は静止していればほとんどブレて写らない。

再現写真
奇妙な光の線を再現した写真

上の写真は、そういった考察を踏まえた上で同じように再現した写真。背景は街灯などの光が線のようにブレて写っている一方、手前にいる人物はブレていない点にご注目いただきたい。

もし実際にこのような写真が撮れてしまったら、普通はさぞ驚かれると思う。けれども、これも失敗写真のひとつ。仕組みを知れば、怖がることなく面白い写真として楽しめる。

 

心霊スポットで撮影された心霊写真

こちらも当サイトへ解明の依頼があった心霊写真。

赤い線で囲った箇所に……
赤い線で囲った箇所に……

【相談者による説明】
心霊スポットとして有名な東京競馬場の「魔の第三コーナー」近くの寺院で写真を撮ったところ、門の横に「白い着物を着た女性」が写っていた。周囲は墓地で、不気味な雰囲気が漂っており、この寺院に入ってから常に誰かに見られているように感じたという。

拡大写真
拡大写真。白い着物の女性?

【謎解き】
まず左の黒い服を着た男性の足が透けているのは、撮影時に動いてブレたからである。相談者もこのことは理解しており、問題にはしていない。

相談者が問題にしているのは、赤い四角で囲った箇所。私が最初にこの写真を見たとき、問題の「白い着物を着た女性」は、ただの白い石に見えた。そこで相談者には、現場に石があったのではないかと問い合わせたところ、何もなかったとの返事をいただいた。

けれども心霊写真全般に言えるように、撮影者の記憶というのはあまり当てにならないことが多い。そこで私は直接現場へ行って調べてみることにした。

以下は、問題の心霊写真が撮られた約一週間後に私が現場へ行って撮影してきた写真。

同じ場所にまだあった
同じ場所にまだあった

ご覧のとおり、 私が行ったときも問題の箇所には確かに白いものはあった。ところが、その正体は「白い着物を着た女性」ではなく、やはり「石」(石碑)だった。

近づいて撮った写真
近づいて撮った写真

上の写真は、同じ角度からさらに近づいて撮影した写真。夜にもかかわらず白く写っていたのは、すぐ近くに電灯があったからだということがわかった。下の写真は石の正面から撮影したもの。

正体は石碑だった
正体は石碑だった

この事例のように心霊写真を解明する上では、心霊スポットの撮影現場で「相談者がどのように感じたか」といった感想は、実はあまり役に立たない。

本当に重要なのは、客観的な情報を集め、幽霊だという先入観をなくすこと。そうすれば不気味に見える心霊写真にも、また違った真相が見えてくる。

 

【参考資料】

大窪南『恐怖写真館 霊の世界をさぐる』(朝日ソノラマ)
「ほんとにあった怖い話」(フジテレビ、2009年2月3日放送)
「夜だMONDE」(名古屋テレビ)
龍顕正『戦慄!! 心霊写真の謎』(学研)
 楼主| 发表于 2016-7-28 12:21:02 | 显示全部楼层
心霊写真は、観光や記念写真あるいはテレビドラマや映画撮影など別の目的で写真を撮影した場合に、意図せず偶然写り込んだものと、交霊会などで霊能者が呼び出した霊やエクトプラズムを記録するために意図的に撮影するものがある。前者は、事故現場や自殺の多い場所、人が集まる場所などで写りやすいといわれ、心霊写真と呼ばれるものの中には墓地や滝、絶壁、過去に死亡事故を起こした中古車などを被写体にしたものも多数存在する。その多くがこうした因縁話に関連付けられ見られることが多いことから、不安や先入観によって、単なるレンズフレアや後述のシミュラクラ現象(または輪郭誘導現象)、被写体の角度とカメラアングルの位置関係から人体の一部が消失したかに見える写真を霊の仕業と思いこんでしまう心理によるものが大半である[1]。
また、心霊写真を集め、専門家や霊能者を自称する人々のコメントをつけた本も多数出版され一大ビジネスに発展した時期があった。現存する心霊写真の中で日本最古だとされている明治12年撮影の、横浜の保土ヶ谷で天徳院という真言宗の寺の住職を務めていた小山天領という人物を写した写真には、小山の背後に撮影時には存在しなかったとされる女性らしき人物像が見えるが、小池壮彦氏の著書『心霊写真』(宝島社新書)によれば、この写真を撮影したのは三田弥一という横浜の写真師で、単なる二重写し(多重露光)の可能性が高いといわれている。背後に映った霊とされる女性をこの写真師が生前撮っていたためである。三田は写真館の客寄せの道具として、この写真を店頭に飾っていたが、それを売ってほしいという客が現れたため高値を付けたところ、10日間で300枚も売れた。このように、日本でも明治期から、現在心霊写真と称されるものがすでにビジネスとして存在していた[1]。
19世紀に撮影された心霊写真には、写真を見慣れた現代人の目にはあからさまに稚拙なトリック撮影と見破ることができるものがかなりある。
意図せずに撮影された心霊写真は、職業的なカメラマンから見ると、レンズフレア (ハレーション)やガラスの映り込み、フラッシュの反射などアマチュアが犯しがちな技術的な失敗であることが多い。また、フィルム送り不良による多重露出の場合もある。
例えば、赤っぽい幕のような物はレンズフレアであり、近くに強い光源があると発生する現象である。一眼レフカメラであればレンズフードを使用することにより防げるが、フードを使用しないときやコンパクトカメラを使用した時などによく発生する。 また、車のウインドウやブラウン管のディスプレイに光が反射すると周りにある物体がそこに歪んで映るなどして、顔などが複数写り込んだように見えることも多い。
デジタルカメラや携帯電話(スマートフォン)のカメラ機能の普及により、機械本体や記録メディアやプリンターの不具合や設定ミスにて異常な状態の画像を表示・印刷した物を心霊写真と勘違いする場合もある。
心霊写真の一種として、オーブと称する物もある。これはフラッシュを発光した際にストロボ光が空気中の水分・ホコリなどに反射し発生する現象である。右記の写真では、最上段のものがレンズ若しくはレンズフィルターに付着した水滴が乱反射を起こす現象で、夜間、露が降りてきたときなどに特に発生しやすい。また、空気中で結露した水蒸気が湯気となりフラッシュ光で乱反射を起こすことがあり、特に地下からの水がわき出るような所や滝の近くでは夏場などによく発生する現象である。
心霊写真の中には捏造されたものがあり、1989年には小学館の女性週刊誌『女性セブン』で心霊写真の捏造が発覚し編集長が解任されている[2]。
テレビ番組『特命リサーチ200X』(日本テレビ系)、『USO!?ジャパン』(TBS系)などで心霊写真の作り方がいくつか紹介され、特に後者では投稿で任意に顔や肩の手や巨大な歪んだ顔を既存の写真に貼り付ける手法が公開された。(#人為的な「心霊写真」のトリックの節を参照)。上記で報告されたアマチュアによる人為的ミスによる虚像撮影映像が心霊写真と主張されていた可能性がある。
また、心霊写真ではないかとされる写真の被写体が、木や岩など自然の造形物であることが多く、この場合木々や岩場の複雑な陰影が見方によって人の顔に見えることが多く、写真を撮ったり撮られたりしたものがそのことを気にする事例が多くあった。人間の脳は、3つの点があれば顔に見えるようにプログラムされており、これをシミュラクラ現象(類像現象)というが、これが大半を占めるケースがしばしばみられた。
心霊写真の歴史[ソースを編集]
実用的な写真技術の発明は1839年フランスの画家ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが開発した「銀板写真法」が最初である。1884年に写真フィルムが発明され、写真技術が大衆化する前に、「心霊写真」は登場した[3]。
1862年、アメリカのボストンで交霊術師として知られていたガードナーがある写真屋が撮影した自分の写真に12年前に死んだ従兄とよく似た姿が写っていることを公表した[3]。
最初の撮影霊媒であるウィリアム・マムラーの「心霊写真」は驚異の的となり、彼のスタジオには人々が殺到したという。しかし、マムラーの「心霊写真」は不正なものであるとの告発により裁判で訴えられた。公判では写真界の有力者たちが「重ね写し」する手法について証言した[3]。
また、その後「心霊写真」はヨーロッパでも注目を集めた。1874年、フランスのパリの写真館のビュゲーが「心霊写真」を発表し、大評判となった。しかし、ビュゲーも写真制作における詐欺行為のかどで逮捕され、裁判にかけられることとなった[3]。ビュゲーは公判において「二重露出」という方法を使っていたことを白状し、一年間の禁固刑と500フランの罰金刑を課せられた。この刑が確定した後も識者を含む多くの人はビュゲーの霊能力を信じ擁護したという[3]。
発明直後から「写るはずのないものが写る」といういわゆる「心霊写真」が多くあり、一時大ブームとなった。当時の心霊写真は現在のそれと異なり、非常に鮮明に「霊」が写っているのが特徴である。肖像写真においてもどちらが「被写体」でどちらが「霊」か見紛うほどに鮮明であったという。
そのため、心霊写真を偽造する写真師も多く現れ、多くの偽造心霊写真もあった。しかし、当時は写真における「ピクトリアリズム」という一種の偽造的手法で写真芸術を作るという手法があり、偽造そのものに対してさほど大きなアレルギーはなかったと推測される。
日本で初めて心霊写真を撮影したというのが1879年(明治12年)の三田弥一のものである。さらに1909年(明治42年)になって作家の羽化仙史こと渋江保が日本国外の心霊写真研究を日本に紹介した。ただしこの頃の日本では心霊写真とは言わずに幽霊写真などと言っていた[4]。このように心霊写真自体は第二次世界大戦前から存在したが、当時は写り込んだ人の姿を死んだ身内などと解釈し、大切にする風潮があったようである。戦後、カメラの一般家庭への普及に伴い、旅行先などで撮影した写真に「霊が写っている」と騒がれる事例が増加した。
1917年7月、イングランド北部の寒村、コッティングリーに住む二人の少女が妖精と戯れる写真を撮ったと大きな話題になり、心霊研究家のエドワード・ガードナーや心霊主義に傾倒していた小説家のコナン・ドイルらが本物と認めた。しかし、66年後の1983年、姉妹は絵本の妖精の絵を切り抜いて作ったものだと告白した[3]。
詳細は「コティングリー妖精事件」を参照
1922年には「心霊写真」も蔓延を憂慮していた手品師らが「神秘委員会」と称するチームを作り、当時評判を呼んでいたバン・コーム、デーン夫人などの「心霊写真家」らのトリックの多くを暴いた[3]。
日本で有名になったのは1970年代になってからで、女性週刊誌や主婦向けのテレビのワイドショー番組、つのだじろうの漫画『うしろの百太郎』など少年雑誌で取り扱うようになった。1974年(昭和49年)からは二見書房で恐怖の心霊写真集シリーズを出した中岡俊哉が第一人者となっていった。心霊写真は岩の上や茂みの中に顔が見える、不思議な光が写っているといったもので往々にして不鮮明であるため、一般人には真偽の判定が難しく、宜保愛子や織田無道、池田貴族といったいわゆる心霊研究家による鑑定というシステムが成立した。
また撮影された「霊」は通常、撮影者・被撮影者とは無関係であるため愛着の対象とならない。1970年代に中岡俊哉は心霊写真に因縁や祟りはないとしていたが、1980年代になってからは転換し、撮影者・写真の所有者に災い(霊障)をもたらす存在という言説も流布していく。1980年代前半には下火となるが、1986年(昭和61年)以降再び女性誌で心霊写真の記事が掲載されるようになりブームを迎えた。
しかし21世紀に入りデジタルカメラが普及するに従い、フィルム送りのミスによる多重露出がなくなったこと、受光部がフィルムカメラよりコンパクトなためレンズフレアやゴースト(レンズフレアの一種で光の輪や玉のように見えるもの)等の暗室内面反射が減ったこと、レンズがコンピュータ設計され精度が格段に向上していること、オートフォーカスによりピンぼけなど発生しにくくなったこと、自動露出の高度なプログラム化により光量不足がなくなったことなどのカメラのハイテク化がいわゆる心霊写真を駆逐しつつあると考えて良いだろう。近年では、写真編集機能を搭載したフォトレタッチ系画像編集ソフトウェア(市販のPhotoshop、フリーのGIMPなど)により、一般個人でも比較的簡単に写真を加工できるため、心霊写真を捏造し、ネタとして楽しむという趣旨のウェブサイトも見受けられる。
心霊写真とは、それまでの日本の歴史上の概念にない新しい霊の現れ方であると歴史研究家の原田実は主張している。それまで日本で霊というと「誰にも姿が見えない霊」「誰にも姿が見える霊」「祟るなど因縁のある者にのみ現れる霊」の3つしかなかったが、肉眼で見えなかった霊がカメラという特殊な技術を通して見えるようになったというのである。原田はこの特殊な技術で霊が見えるというのが霊能者という概念を生み出したとしている[5]。
漫画家の西岸良平は、著作『鎌倉ものがたり』の主人公である一色先生に、幽霊は精神的存在であり人の目に見えてカメラでは写らないのが自然だと語らせた。
人為的な「心霊写真」のトリック[ソースを編集]
二重露出
テーブルの下にエックス線発生装置を仕掛け、それが映像を結ぶあたりに現像皿をセットする。
種版の裏面に発光物資を接触させ、印画紙に像を写す。
光を照射するとしばらく発光する化合物を隠し持ち、数秒間、種版に接触させて写す。カメラのレンズの蓋に発光体を仕込んでおく方法もあった。
心霊写真および心霊映像において、ベランダのない窓の外に人が立っていたといったパターンがあるが、これは奇術でも十分説明がつくものである。等身大の人形(あるいは首だけのもの)を屋上(あるいはその上の階から)吊るすといった単純なものであり、そうした肝試しの仕掛けを知らない人間が、後になってからカメラで確認した時のリアクションや反応を楽しむ、いわゆる悪い悪戯で行われるものである。前述のような諸々のトリックより単純であり、誰にでも可能である。
画像編集ソフトウェア(フォトレタッチ)で編集する場合、写真を数枚用意し、顔の部分を切り取ってレイヤーで重ね、半透明化させる。
出典[ソースを編集]
^ a b 超常現象の謎解き「心霊写真」
^ 「編集長解任、デスクおよび担当編集者は停職処分に─『女性セブン』心霊写真ねつ造事件の顛末」『創』1989年12月号、創出版。
^ a b c d e f g 安斎育郎 『霊はあるか』(講談社 2002年9月20日)ISBN 978-4062573825
^ 原田実『と学会レポート 原田実の日本霊能史講座』楽工社、2006年、324頁
^ 原田実『と学会レポート 原田実の日本霊能史講座』楽工社、2006年、289頁-296頁
参考文献[ソースを編集]
浅羽通明「D&#12539・Eは逢魔の時間――複製技術時代の心霊写真!?」『別冊宝島92 うわさの本』宝島社、1989年
飯倉義之「<霊>は清かに見えねども――「中岡俊哉の心霊写真」という<常識>」『オカルトの帝国 1970年代の日本を読む』一柳廣孝編著、青弓社、2006年
関連項目[ソースを編集]
心霊現象
コティングリー妖精事件
念写
霊魂
幽霊
亡霊
地縛霊
浮遊霊
生霊
エクトプラズム
オカルト
デジタル画像処理
パック2 不定期で心霊写真や怪奇現象についての特集を組んでいた
スタジオ2時→ワイドYOU→ごきげん2時→きらめきワイド→レインボー (テレビ番組)→ちちんぷいぷい (テレビ番組) 不定期で「心霊写真の謎を暴く!!」というコーナーがあった
2時のワイドショー 不定期で心霊写真や怪奇現象についての特集をした日があった
USO!?ジャパン
奇跡体験!アンビリバボー - 過去にしばしば心霊写真の特集を行い人気を集めた。
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